2009-09-25 桜と彼岸花の話 冬の終わり、春を告げる桜。夏の終わりを偲ぶように佇む彼岸花。 所謂東方シリーズだと、どちらの花も死と生の境界に咲く花である。馴染んだ筈の風景に圧倒的な色彩を齎す、美しい花を咲かす時期に葉を見ることの少ない花であり、(基本的には)種子で増えることのない花。うかうかしているとあっという間に散り失せ色あせる儚い花は、彼岸と此岸の境界に咲くにはとても相応しい花なのかもしれない。