On the yellow guardrail

正字正かなユーザー刑部しきみの清く正しいつつましやかなブログ

ておりあなんたらかんたら先生に「0が( )個……以下略」の解説をメールで貰ったので貼り付けるよ

http://d.hatena.ne.jp/scinfaxi/20080820/1219220715 の話。
まずは問題を引用。

次の( )にそれぞれ数字を入れなさい。

『この文には、
0が( )個、
1が( )個、
2が( )個、
3が( )個、
4が( )個、
5が( )個、
6が( )個、
7が( )個、
8が( )個、
9が( )個、
含まれています』

以下、分の繋がりや改行は多少変えてあるけれどTheoria氏から携帯で送信されたメールを引用した物です。地の文は私のメールでの返答。

文全体に各数字がいくつ含まれるかということ。例えば「この文には1が1つある」という文には1が2つあるので矛盾する。
では「2つ」に書き替えればよいかというとそうではない:「この文には1が2つある」という文には1が1つしかないので矛盾する。
一方「この文には2が2つある」という文は矛盾しない!


0から9までの数字を含む同様の文を計算するというのが例の問題。一般的に自己言及というのは難儀なのだ。
鉤括弧一つが文を示している。その中で1や2という数字を数えるの。そして「この文」という言葉はその言葉が含まれる文自身を指している。たとえば「この文には1が1つある」の場合、実際に数えてみると、1が2つあるから正しくないことがわかる(矛盾する)。
数字が一つの場合については分かった?

数字が1だと1にならないって事?

そう! そして「この文には1が2つある」も矛盾する。1つしかないからだ。
一方「この文は2を2つ含む」は正しい(矛盾しない)。実際に2つあるからだ。
混乱したらまずは数えて正しいかどうか検証するとよい。

だったら1ってどうなるん?

一つの数についての場合2以上で成立すると思われる。例えば「この文には3が1つある」とか。
二つ以降はめんどいので任せたwww
あと、数を2進数にするとまたかわる。「この文には1が10個ある」とか。

今日ファミレスで世田谷ベース本貸して、パンツトート(怒られるぞ)を披露しながら二進数だとどうなるかやってもらった。

問題文

この文には、
0が( )個、
1が( )個
含まれています

回答

0が(11)個
1が(100)個