On the yellow guardrail

正字正かなユーザー刑部しきみの清く正しいつつましやかなブログ

「可愛い」「やさしい」事に我慢ならない

最近あるじゃんよ、昔懐かしのなんたらが復活みたいなのでイラストとか一新してグッズが出たりとか、有名な絵本の絵柄が変わったりとか。その絵が萌え絵みたいに丸っこく可愛くなってると凄く苛ッとする。何たらって車が満を持して復活、つってwktkしてたらなんか同じ名前が付いただけの糞車を見せられた気分と同じような。
なんだ、今の時代の空気を読めば良いのか? 可愛ければそれでいいのか? 大人が子供に対して可愛いものばかり見せる事を良しとしてるならそれはどうかと思うんだよな。トラウマになるような絵本とかお話とか、なんか微妙に不安になるような絵とか悲しい話とか、いや、そればっかり見せろって訳じゃないけれど、ある程度は見せる事が望ましいと思うんだけどね。子供って基本的に自分が読む本選べないから、ある程度意図して適当にバランスを取った方が良いと思う。
こういうのって、汚い物を水に流したり、臭い薬を糖衣錠に包むのとは訳が違うと思うんよ。大人に成ってから「ああアレ厭だったなぁ気持ち悪くてさー」とかいう感情とか、「不気味だったけど何か好きだった」って作品*1が全く無いのって、なんか厭だなぁと。小さい頃には判らなくても、大きくなってからようやく判るものって云うのも有りじゃね? 見た物が難しいなら難しいなりに、感情の引っかかりを覚えながらも答えを見つけられるんだから、誰だったっけ、子供を子供扱いしないみたいな事云ってたの。それって重要じゃないかな。
ああ、でも、今の大人って大概子供化してるから、無理かも。外部に期待を求めるのは止めよう。とりあえず昔親に買ってもらった絵本、子供が出来るまで大切に取って置く事にする。

*1:メトロポリタンミュージアムとかまっくら森の歌とか