On the yellow guardrail

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山鬘文書「現代消失技術目録:魔法/魔力」

(ページの脱落により不明)
結界・境界とは、つまり明示された、AとB、貴方と私、彼岸と此岸、ウチとソト という事であり、従っていくらでも揺らぎ、いくらでも引き直せるもの――
(ページの脱落により不明)
永遠に判りえないのです、しかしながら――
(ページの脱落により不明)
昔昔、まだ「私たちのもつ文明」が発達しなかった頃、この世の全ては謎に満ちた畏怖の対象でありました。
科学の光は「一応」ひとつの最適解を私たちに与えました。あまてらすひかりにより、謎は謎でなくなり、秘密を保持した結界は失せ、まさに均一化された世界の黎明――(文字の欠落により不明 約28文字のデータが存在したと思料されます 改竄の疑いがあります)――ここに始まったのです。科学という名の規格により、時間は細切れになり、音や言葉をはじめとするありとあらゆる存在からは強大なる魔力が消失し、もはや伝達を残す為の手段、いまや文献に魔力の残存を記された抜け殻だけの存在と相成ったのでございます。
古代、神と対等に渡り合っていた人間はいつしか神の奴隷とあいなりました。それは、勿論、人がそうあるべきと望んだからに相違ないのです。


二 『制御できるモノ/制御できないモノ』
魔法とは法則であり、魔力とはパワーそのものであります。それらの構成成分が例え全く同じだとしても、意味が変わってしまうのが、魔力の魔力たる所以であり、本質――
(以降のページは脱落しています 以降のページは改竄の疑いがあります 再構成の為の必要情報が不足している為データの検証ができません これ以上の読み込みは本データの破損に繋がります ……読み込みを中止しました)