On the yellow guardrail

正字正かなユーザー刑部しきみの清く正しいつつましやかなブログ

NHK「放送記念日特集 激震マスメディア 〜テレビ・新聞の未来」

途中から見た。
Twitterにバラバラとメモを書いたので、少しまとめる。まとまってないかもだけど。
ネットユーザーの云う事=「真実」「情報操作されていない」って訳じゃない事を再確認しとこうかな、と。「誰が」情報を手にしても、インプット/アウトプットの段階で歪む事は確実にあるし、その生の声ってのを安易に鵜呑みにするのは馬鹿なので、安易に「ネットでこう云ってたよ^^」なんて確かな情報でもないのに得意げに云うのはリアルでもネットでも恥ずかしい行為だよな、と。一方、テレビで云っててもまぁそれは歪んでるかもしれないけれど、テレビの情報を鵜呑みにしつつネットを批判する人とか、ネットの情報を鵜呑みにしつつマスコミを批判してる人ってのは、どっちもアホ。信頼できるソースってのは何処なのかしらね、まぁ、物によっては、「どこにもない」のかもなぁ。事象Aってのがあって、当事者が甲さんと乙さんだったとして、両方がモノを云えるかといえばそうでもないし、どちらかの声がでかかったら、あるいは「真実味*1」がある方に情報が偏れば、一方は不利になるだろうし、そもそも事象Aが「観測出来なければ」そのAって事は「起きなかった、知られなかった情報、よって、無」とされるのは怖い。
TVなんかは「ネットとの融合」なんて云ってたけど、別にネットで足りるものはネットだけで済ませた方がスマートだしいいんじゃないのかと思う。安易にインタラクティブにして縦読み仕込まれたりとかして結局遊ばれてるじゃん実際。ねぇ。ネットの瞬発性は、テレビにそのまま持ってくるのは向いてない。新聞もまぁテレビよりはマシだけど無理じゃないかな。今までのマスコミはちゃんと蓄積されたノウハウと実績があるのだから、それを生かしたコンテンツを作るべきだと思うよ。安易に「テレビオワタ」とか、それはあまりに勿体無いんじゃないかな。
ネットで発信する事の利点は、例えば「放送禁止用語」なる自主規制をひっかぶらずにそのまま書ける事。NGとされる発言が少ない事。だけれども、そこに甘えてはいけないのよ。配慮やマナーを失った暴言ばかりになれば、規制されたり逮捕されたり、新たに「やってはいけない事リスト」が出来て窮屈になる。自分の不利とか不都合になる為の規制をつくらせない為には、マナーと節度を持って発言すべきではないのかな、と思う。でなければ誰も自分の発言を信じてくれなくなるからね。
マスコミには長いスパンで記録した出来事や、膨大な資料のある出来事を丁寧にまとめて放送して貰いたいと思う。例えば行旅死亡人の事を調べるには、明治の官報から見なければならない訳で、一般人がやるにはあまりにしんどい。大体本業があって片手間でも無職でもそんなのやってられん。個人的には、NNNドキュメント的な奴をもっと観たいなと思う。

*1:真実かどうかはさておき