On the yellow guardrail

正字正かなユーザー刑部しきみの清く正しいつつましやかなブログ

とある無職の精神科通い<メンタルヘルス>

この人の書いてる事に概ね同意。同じサインバルタ処方されてる人なのでとりあえず自分の診療の経緯とか。
まー、参考になれば良いし、ならなければスルーで。

何故私が精神科へ行ったか?

詳しい経緯ではありませんが日付的にはこの日。
Theoria氏の診察に付き添うだけの筈が「人格障害の疑い」と診察されてしまったでござる の巻 - 黄色いガードレールの上で
この日の記述で細かい事が省かれているのは「まだ初診の段階だからきちんと書けなかった」のと、「母が腕を骨折していてそれどころではなかった」のと、「自分が無職になりたてで慌ただしかった」という三つの理由。

自分の症状

※私は医者ではないので、自覚症状が精神科だけの範疇ではないかもしれないという事を念頭に置いて欲しい。

昔から
  • 希死念慮
  • 死に関する異常なまでの興味・関心
  • 幻聴・幻覚(後に幻臭も自覚)
  • 左斜め後ろに何か居るという錯覚とその物体のもつ視線という誤認
  • 電話の音、男性の声などへの恐怖
20歳過ぎた辺りから
  • 天候不順時の体調不良
社会人三、四年目位から?
  • 不眠・早朝覚醒
  • 極端な気分の落ち込み
  • 過食、嘔吐(ただし過食したものを意図して吐く、所謂過食症的なものではない)
  • その他昔からの五感の誤認((こういう云い方は適切かどうかは判らない))の強化
メモ

昔からの事については既に割と「こういうもんだ」と割りきっており、むしろ不愉快だったのは不眠や早朝覚醒方面。

処方・診察とその変化

初診時に症状を紙に書かされただけで、カウンセリングなどは一切なし。
最初はパキシルジェイゾロフトというありふれたSSRI。不眠にはフルニトラゼパム
基本的に少量でもかなり効く体質だったようで、最初に微増、微減などで調整した後は薬は殆ど増えず。パキシルは痩せた。あと、落ち込む深さや回数が少なくなって楽になるが、それ以外は「特に良くも悪くも無い」状態で一年位。
昨年8月からサインバルタに切り替え。まずジェイゾロフトの服用をやめ、その後パキシルも服用をやめる。断薬の際に特に症状なし。アキリデンがサインバルタの副作用の口渇の対策として加わる。不眠対策のフルニトラゼパムは引き続いて処方されている。
8月26日時点で、「サインバルタに変更してから、自覚はないが職場の人間から云わせれば変化があるようだ」とのメモが日記として残っている。
サインバルタが効き過ぎるのかまれに焦燥感が発生するのでソラナックスが処方されているが、まだ二回しか世話になっていない。

向精神薬はエンターテイメント足りうるか

結論から云えば「私は」YES。自己管理の為に、自分がどういう精神状態なのかを把握し、しんどければその症状をメモして整理し、きちんと医師に伝えて薬の種類や量を変更するのは当然の事。尤も、コレは元々私が「メモマニアであり記録マニアであり蓄積されたデータマニア」であり、ここやTwitterである程度差し障りの無い範囲で公開しているからそこそこにエンターテイメントになるのであり、うつ病などで意欲が無い人間や、メモをする習慣のない人に適用可能な話であるか、と云われればNO。
あと単純におクスリマニアである人間には勿論エンターテイメントになりうるが、それはまた別の問題かと……。

依存性とかについて

依存性や危険性に関しては薬局で売られている市販薬の間違った服用(例:ブロン)、あるいは長期間にわたっての服用による中毒(例:慢性アスピリン中毒)や、所謂「グレーなドラッグ」でアッパーになったりダウナーになったりするよりは、医師の処方の方が余程「安全」だと思うけれど、どうだろうか。

精神科あるいは精神科医師をどう捉えるか

基本的に精神科の医師は精神(あるいは脳、あるいは心と呼ばれるもの)に関する薬のプロだと思って接している。
前提として、医者の指示には従う。指示に疑問があれば質問をする(因みに私の担当のおじいちゃん先生は薬の説明書きを持ってきて丁寧に説明してくれたり、別の患者の服用事例を教えてくれる。ここで医者の対応に疑問があるならば担当医あるいは病院を変えた方が懸命である)
補助としてインターネットで更に詳しく調べるのは薬の事(主に副作用の症状、市販薬やサプリとの飲み合わせの相性)だけで、体験談等はあくまで患者の主観なので参考程度に読むのみに留める。その人と同じ作用が自分に出るとは限らないので、あまり意味が無い。

結局、希死念慮とかって治ったの?

おそらくこういうのは「思考の偏り」なので服薬【だけ】じゃ治りません。後ろの人の気配も突然感じるけれども別に殴ったり蹴ったりしてくる訳ではないし、特に治す気もないのでそのまま。幻覚や幻聴は自分の場合「これは正常な感覚の方じゃねーな」という区別がつくので、正直怖いししんどいけど、やっぱりそのまま。要するに謎のバグとは相変わらず精神の同居状態。
とはいえ、こういうのを治したい人に精神科のお薬は勿論思考の偏りの原因となる鬱い気分の緩和や、意欲の向上などに繋がってそういう事を考えなくても良くなるきっかけになるので、どうしても辛くて今すぐ死にたいですって人はやっぱり一回医者に行って正直に話せば良いと思う。自分に合う医師に会えるかどうかはぶっちゃけ運の要素がでかいけれど、私の場合は精神こじらせてる人間が周りにいて、そいつが(半ば無理矢理)紹介してくれたからその辺は自分はかなり運が良かったんだと思う。