On the yellow guardrail

正字正かなユーザー刑部しきみの清く正しいつつましやかなブログ

モンスター社員続出で右往左往する現場

http://president.jp.reuters.com/article/2009/10/24/BA8D7BF0-BA29-11DE-A839-21F13E99CD51.php

商社で働く小林百合子さん(仮名)は、入社1年目の男性の後輩に「明日中にこのレポートをまとめて、メールで私のところに送っておいてね。次の日のお昼の会議の資料として使うから」と頼んだ。「わかりました」と元気のいい答えが返ってきたので、小林さんは安心して任せていた。
しかし、翌日の夕方になってもレポートのメールは入ってこない。本人のデスクに目を向けると、資料をかたわらに置いて一生懸命にキーボードを打っている。「新人とはいえ、半日もあれば十分に終わる仕事なのに」。取引先との会食の約束の時間が迫ってくるのにつれて、小林さんの不満は募っていった。結局、タイムアウトとなり、仕方なく小林さんは職場を飛び出した。
翌朝、メールチェックをした小林さんは驚いた。確かにレポートのメールは入っていた。しかし、その時刻は何と「23時59分」。新人君を呼び出して「ちょっと遅いんじゃないの。もう少し早くから取りかかれば、夕方には十分できたでしょう」と小言をいうと、「でも指示のあった昨日中には送ったはずです」と答える始末。当人は涼しい顔だ。自分の行為が相手にどのような影響を及ぼすかまで、どうやらこの新人君は頭が働かないようである。

「明日中」という言葉に依頼した翌日の23:59は含まれる。全くおかしくないし、何故これが非常識なのかも判らない。
私は性格の所為か気狂いの所為か、全く冗談も通じないし空気も読めないので、何か頼みたい時はなるべく厳密にモノを云うべきだ。この場合、「明日の業務終了時間より前に」と云えばいいのではないのだろうか。母もこういう頼みごとの仕方をしてくるので、本当に困る。
また、新人のスキルや性格も把握すべきではないだろうか。ギリギリまでやらない奴は次から早めの締め切りを云えばいいし、本当に纏め方や基本的なスキルが足りなくて困っているのかもしれない。「新人でもこれ位は出来るだろ」みたいな思想はリスクが高い。私から見れば、そういう貴方がたは予想という自分の想像力や経験則に頼りすぎていて、云わなくても判ってくれるだろうみたいな、一種の傲慢な態度をとっているとしか思えない。
私は行間は読めるが、言葉の裏は読めない。