On the yellow guardrail

正字正かなユーザー刑部しきみの清く正しいつつましやかなブログ

レイヤー1

私はすべてを疑ってかかっているが、それでもタロットカードやダウジングをしたりする。ただ神様に祈ったりはしないが。クソッタレ。
すべてを疑う事で精神の安定を得なければならない。
なぜならば私は他人と明らかに違うものが見えていて、云えば笑われたり怒られたりするし、世界から私を遠くするか、全ての感覚を鈍らせる事で感知する状況を少なくするしかない。違うものとは何か。わからない。本当は同じなのかもしれない。ラヴクラフトは海産物を恐れていた。だからクトゥルフ神話が出来た。私の中にある記憶や経験の歪みそのものが恐怖だとしても、私に出来る事は脳に作用するけったいな薬を飲んで出来る限り健康的な生活をし、なるべくイレギュラな事態が起こらないようにループの中で生きていく事が最善である。だが時間はループをしない。私の作るループはいともたやすくブレイクする。欠陥人間が真人間として扱われる為の努力を行う事はとにかく人としてのリソースを食いつぶす。食いつぶした結果が一年前だ。
ループは生き地獄だが、死んでない。プロセスがキルされない限り、行く場所は奈落でも天国でもない。長年かけて作られた頑丈で頭も尻尾も分からなくなったループには上も下もない。幻聴や幻覚や幻臭を上手くやり過ごす為に、理性と理論で武装し、更にそれを疑わないように、書籍で補強する。補強しなければ私として認識されている私は呆気無く居なくなるだろう。ただそこには私の名前をした人間でないものが存在し、左斜め後ろに居る彼が私を操るだろう。彼は機会を伺っているのだ。突き刺し入れ替わり私を傀儡にする機会を待っている。
人として認められる為に人としての、人間らしさ? 笑えるけれど、そういった邪魔臭いモノを全部捨てて、私が私を操るのだ。後ろの男には私を明け渡したりしない。絶対に。