On the yellow guardrail

正字正かなユーザー刑部しきみの清く正しいつつましやかなブログ

うみ、そら、かれくさ

最近の夢に頻繁に出てくるのは世界の崩壊と、水辺で生きることになる自分たちの話である。
今日の夢は、私は鉄筋の建物の中にいて、外は人が白い光に包まれて、その後大雨が降っているのが見えた。気がついたら、先程までなかった小さな窓があって、そこからみた風景は、白黒で、雨が降っていて、動かない人間がずらりと建物を囲んでいた。動く人間がこちらに向かってくる。幼い少女が必死にドアノブを持って開かないようにする。しかし人間は大きく扉を開けた。だが、彼はそこで塵になった。少女はまた扉を閉める。私が後ろを向くと、大きく開かれた正方形の光がそこにあった。私はそちらへ向かう。正方形の光から必死でこの建物に入ってくる何者かに、私はその辺で座っていろと云った。
外は晴れていた。白い空。左手に海。荒れた道路。一面の枯れ草。この枯れ草は春を待っている訳ではない、もう二度と芽を出すことはない。
海へと続く階段を降りてゆく人々。荒れた道路からは、カチューシャを歌いながら、一列になって枯れた山へと入っていく集団が見える。どれ位居ただろう。道路の長さから推測するに100人位は居たと思う。誰に見せるのか分からない無意味な手持ちの看板と、横断幕のようなものを携えていた。デモ行進だったのかもしれない。誰に向かって? それはわからない。
私はそのどちらへの隊列にもつく事はなかった。一人、枯れた地面を歩いていた。おばさんが私に話しかける。私は名前を答える。その直後、地震が起きた。