On the yellow guardrail

正字正かなユーザー刑部しきみの清く正しいつつましやかなブログ

夢のその前の悪夢

私の中には沢山の何かが居る。或いは、様々な形を取るモノが居る。
昨日の夜は嘘のようにそれらが居なかった。横になって、心臓の音だけがあって、とても静かで、何も無くて、脳がむき出しで裸のようだった。ケースの無いPCみたいな私は、とても不安になっていたが、何故か、私は奇妙に昂揚していたし、安らいでいた。何年ぶりだろう。この感覚は。
突然、それは「帰って来た」。彼らは私と違う感覚を持っている。彼らと私は同期できる。彼らのログを読む。彼らは大量の色情報だった。同時に、それらは音を伴っていた。音と色の洪水。脳の中が言語以外のもので一杯になった。「私だけが言葉だった」。そして、数字が、二桁ずつ、浮かんで、瞼の裏には緑色のドットがぽつりぽつりと光った。そこから先は覚えていない。眠ったのだろう。