On the yellow guardrail

正字正かなユーザー刑部しきみの清く正しいつつましやかなブログ

今日の日記

母の診察の為に病院へ。私は昨日買った『日本の呪い』を読んでいたのですが、何故か高齢のご婦人が私の横に座って、「よくそんな字の小さい本が読めるいーねー、若いっちゅーのはええねー」等と仰る。私は「いや私近眼ですし、こういう近くのもんじゃないとよー見んのですわ」とか話しているうちにご婦人の長大で壮大な話を一時間近く聞く事に相成りました。ご婦人は80歳、ご主人は85歳でこの病院に入院しており、今日は面会に来たのだと云う。認知症が始まっているとの事で、通帳を隠されたりした話をしたかと思えば、ご婦人の家は西暦800年代から続く旧家で、旦那寺に「いつ先祖供養をすれば良いのかわからない」と相談したところ「毎年なさると宜しい」と云われ毎年供養をしているとか、兄弟二人が京都大学へ進学したものの早死にしたとか、公共施設建設の際の寄付に普通5円とかその辺しか皆出さなかったのに、私の家は20円出した等と(いつの貨幣価値か聞くのを失念しましたがおそらくその時代では大金かと)いう所謂『お家自慢』を話してくれました。
個人的には大変面白かったのですが、何度も聞くと絶対にうんざりすると思います。ご婦人は迎えに来たお嫁さんらしき方に「とっくに玄関で待ってるのに!」等と怒られながら帰って行きました。ちなみに母の診療は、このお話の間にすっかり終わっていました。
精算の後、母を連れてホームセンターへ行き、母は花の肥料等を購入し、私はその間に預金を下ろしてから精神科の領収を保管するためのハガキホルダー(領収書が丁度このサイズ)を購入。合流後に私が「バニラモナカ食べたい」と駄々をこね、近くのスーパーで二つバニラモナカを買って食べました。
その後でブックオフとかハードオフがあるあの辺(どの辺だ。秋月とかその辺だったはず)へ行って、母は食器を見て、私は三万円くらいの中古のヴィトンの鞄とか見ながら、コレ位なら普通に買って使い倒してもいいよなーモノグラムとか全然好きじゃないけどーなんて思ったりしました。その後で本を数冊とCDを4枚位買って、自宅近くのスーパーで買い物して帰宅。
掃除機かけたり食器など洗ったりしていたらねじからメールが。「ねじは手芸屋に行く 同行者募集中 (jonathans様限定)*1」というので「ええよーあそぼー」とメールを返し、ブコフで買った『気持ちいい道具と暮らしたい。』『白魔術全書【亜細亜篇】』を読みながらねじ待ち。
ねじと某ショッピングセンターで購入した大判焼きをほおばりながら手芸屋に行くも、1900閉店だったのに着いたのが1850位で殆ど見れなかった。
結局「じゃあ2100まで開いてる店に行くかー」となり、ちょっと遠くのショッピングセンターへ。何故か浴衣を扱っている着物屋へふらふらとねじが入り込んでしまい、先日「ことしはせつやくする! ゆかたとかかわない!」と平仮名で宣言していたにも関わらず、私とねじの会話の応酬を「漫才みたい」と店員に笑われ、190円のネックレスに突っ込まれ、「地味に地味に生きるの……」というねじに「もっと派手なん着ぃや」などと意地の悪い事を云ったり、ねじが何度も「死ねばいいのに」とつぶやいていたり、珈琲を飲んだり、ねじが浴衣を試着している時に私は何故か「社長4」と書かれたマッサージ用のローラーを渡されてごりごりしてたり、ねじが「朝顔柄ないですかね、なんかもうそのまま消えちゃいそうなやつ」と閉店間際辺りに云い出し、女性の店員さんに影が薄い感じの浴衣を奥から出して貰って、ねじが試着してたら普通に閉店時間の2100が来て、それでも帯とか色々合わせていたり結局買う事にしてお会計してたら2130という時間で普通に照明が暗くなり始める。これはひどい
ショッピングセンターの従業員用通用口とか初めて入ったよ。凄い。なんか無骨でカッコイイ。で、守衛さんに屋内駐車場まで案内して貰って、ねじ車の傍に居た警備員のおじいちゃんに普通にビビられたりという経験をした。なんか色々あった。一日が濃いですね。
で、その後で遅くまで開いている本屋でソーイング本とかデザイン本とか見たり、じすちの新刊とかデコパーツ素材本(技術的には多分作れるんだけれども面倒なので買った方が楽)とか買ったりしてたら普通に2300とかなってたのでねじに送ってもらいました。どっとはらい

漫才のような会話?

私「なんか『漫才みたい』って昔美容院でも云われたよね」
ねじ「ねー。つか普通の人ってどんな会話するんだろ……そんなにつまんないのかな」
私「面白くない会話に意味なんてあるのかね」
ねじ「だよね」

読者様のお知恵を拝借したい

私「今日病院でおかんに『あんた中学時代にスカートの下にジャージ穿いてよく美術の先生に怒られてたよね』『あと鞄にじゃらじゃら色々つけすぎて怒られてたし』って云われてさ。自分は多分十年生まれてくるのが早かったんだと思う」
私「だからさ、私は私の感性を信じる事にしたよ」
ちゅーわけで、前掛けを使ったファッションを考えたいんだけど。何か名案ないですか?
所ジョージは沢山前掛け繋げてズボン作ってたけれど私はこのかっこよさをプレーンで楽しみたい。
Theoria氏には電話で「どうしたらええかね?」と聞いたら「魚屋さんファッション……」と云われたので当てになりませんでした。

*1:空白部分は改行、ほぼ原文ママ