On the yellow guardrail

正字正かなユーザー刑部しきみの清く正しいつつましやかなブログ

頭痛とコンタクトレンズ

誰も居ない和室で、ゆるりと起床した。目にかかっている前髪を手でかきあげて、そのまま額を押さえる。頭が痛い。寝転がってテレビを観ていたと思っていたのだが、何時の間にか寝入ってしまったらしい。全ての像がぼやけている。どうやら親が寝ている間に眼鏡を外したらしい。頭痛と視界の悪さで細い目をより一層細めて、暈けた視界で炬燵の上の眼鏡を探し、レンズが汚いのを気にしながらかける。なんとなくNEWSを観たかったが、生憎その時間帯ではなかったらしい。炬燵から這い出て、首を二、三回ぐりぐりと回し、大きく伸びをした。欠伸が出る。誰も入らない炬燵のスイッチを切ってそのまま自室へ向かい、PCとファンヒータの電源を入れる。洗面所で歯を磨きながら、明日はコンタクトの交換日で有った事を思い出す。歯を磨きながら和室に戻り、押入れから真新しいコンタクトレンズの箱を探す。右側上段の、眼帯と湿布入れの周辺。だが、思った場所に見当たらない。仕方が無いので歯磨きに専念し、磨き終わってから改めて探す。やはり見つからない。ふと、小児用ジキニンが大量に入った袋の中で白と水色の配色が見えた気がして、手を突っ込む。有った。どうやら、眼科の後で立ち寄った薬局で買ったものと一緒に入れてしまっていたらしい。ファンヒータの前に座り込み、薄いビニールを鋏の刃を当てて破る。頭痛で集中できず苛々する。ADD-6.50の方の箱のビニールについていた、「右」と書かれた黄色いシールを剥がし、箱に貼りなおす。説明書は読まずにビニールと一緒にゴミ箱に捨て、箱を開ける。中には全部で六枚、三枚綴りが二セットになったレンズのパッケージが入っている。その中の一つをミシン目で一度軽く折り、そこを鋏で切り離す。ミシン目は意外と当てにならないので、手で破る事はしない。切り離したら他のレンズを箱に収め、コンタクトレンズの箱は押入れの定位置に戻す。ADD-6.50側のパッケージに黒の油性マジックで「R」と書き込み、炬燵の端に、コンタクトレンズを二つ折りの鏡と一緒に置いておく。まだ頭が痛む。肩も相当こっているようだ。緊張性頭痛のしんどさは、肩こりやストレスが頭痛を引き起こし、その頭痛でストレスが生じさらに頭痛が酷くなるという悪循環もあるらしい。仕方が無いのでイブプロフェン系の鎮痛剤を服用する。本当は胃に良くないので薬は飲みたくないのだが、最近仕事が忙しいので、明日に痛みを持ち越したくないというのが理由。自室に戻るとファンヒータの温度を下げ、そのままPCに向かう。今日は早めに就寝しようと思ったが、眠ってしまった所為で予定が狂ってしまった。必要な作業を終えたら就寝の予定。